アトピー性皮膚炎とセラミドの関係について

アトピー性皮膚炎のある人にとって、肌の保湿は何よりも優先すべき最重要課題です。
お肌の潤いの鍵となるものにセラミドという成分がありますが、いったいどんな性質なのでしょうか。
セラミドとアトピー肌の関係について、調べてみました。

アトピーの肌にはセラミドが足りていない

セラミドは、角質細胞同士を結び付けている脂質成分のことです。
私たちの肌の表面は角質層で覆われ、潤いを保ち外的な刺激から守るバリア機能を果たしています。
角質層の中には角質細胞という肌の母細胞の一種があります。
角質細胞は10~15くらいの層を成していますが、その間を繋ぐ役割をはたしているのがセラミドです。
セラミドは、脂質でありながら水との相性がとても良く、化粧水などの水分を吸収します。
その働きによって肌の潤いが保たれ、薄い油膜を張りながら肌を保護する機能も併せています。
角質細胞の間のセラミドの量が十分にあれば、肌のきめは均一に整い、また外部からの刺激に対してもバリア機能がしっかりと働きます。
しかしアトピー肌の場合は、慢性的にセラミドが足りていません。
そのため常に肌が乾燥しやすく、またバリア機能も低下するので、敏感肌になってしまいます。

どうすればセラミド不足を解消できるのか

対策としては、日々こまめにセラミドを補給しましょう。
サプリメントや食品など、飲む、食べることで体内に取り込む方法と、セラミドを配合した化粧品を塗ることと2種類あります。
食べて摂取する場合は、セラミドを含む食品やサプリメントなどがあり、顔だけでなく全身の肌に対して効果が見込まれますが、即効性の面では効果の出方は少しゆっくりでしょう。
セラミドを豊富に含む食品として今注目されているのが、こんにゃくです。
だいたいの目安として、100g程度食べたら1日に必要な分を摂れると言われています。
他にも米や小麦、乳製品や大豆など、普段食べているものにも意外と含まれています。
一方、外部からセラミドが含まれる化粧品を塗る方法は、症状の気になる部位に集中することで効果を発揮できるでしょう。
気になる部分に塗布し、いつものお手入れをすると即効性もあり、潤いを実感しやすくなります。
どちらの方法もあきらめずに継続させていくことがとても重要ですが、食事とサプリメント両面で行っていくと理想的です。

 

アトピー肌になると痒みや痛みがつらいだけでなく、日常生活にもあらゆるところで影響を及ぼします。
効果的な保湿にはセラミドを意識したものを取り入れていきたいところです。
化粧品や食生活も、今日から少しセラミドのことを考えてみましょう。